(株)大京は15日、 2012年3月期決算を発表した。
当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は2,984億800万円(前期比1.0%増)、営業利益217億8,100万円(同60.2%増)、経常利益192億4,000万円(同78.5%増)、当期純利益217億8,700万円(同123.4%増)の増収増益。最終利益の大幅増は、子会社だった(株)扶桑エンジニアリングの全株式譲渡による関係会社株式売却益約21億円を計上したため。
主力の不動産販売事業は、マンション計上戸数が4,153戸(同▲309戸)と減少し、営業収入1,580億1,100万円(同▲2.5%)。しかし、マンション売上総利益率の改善と経費削減により、営業利益は157億8,700万円(同138.5%増)となった。
不動産管理事業は、マンション管理受託戸数の増加と、ビル管理事業が堅調に推移したことで、営業収入1,114億3,000万円(前期比7.4%増)、営業利益は82億900万円(同4.3%増)だった。不動産仲介事業は、取扱件数の減少で営業収入205億8,600万円(同1.8%増)、営業損失4億5,000万円(前年同期:営業利益2億800万円)。
なお、次期については連結売上高3,000億円、営業利益220億円、経常利益195億円、当期純利益155億円を見込んでいる。