不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/16

賃貸事業の黒字化、徹底的なコスト削減が寄与。3期ぶりの黒字化達成/レオパレス21 12年3月期決算

 (株)レオパレス21は11日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は4,594億3,600万円(前年比▲5.2%)、営業利益45億8,500万円(前年同期:営業損失236億700万円)、経常利益23億4,900万円(同:経常損失318億800万円)、当期純利益15億8,800万円(同:当期純損失408億8,900万円)と、3期ぶりの黒字転換。

 主力の賃貸事業では、売上高3,803億700万円(前年比6.6%増)、営業利益52億4,800万円(前年同期:営業損失300億9,400万円)。加盟店の拡大による集客窓口の増加や法人営業の強化、物件価値、家賃単価、入居率向上等を図ったことによるもの。なお年度末における直営店数は167店(前期比3店増)、加盟店数190店舗(同69店舗増)。

 アパート建築請負事業では、売上高629億1,300万円(前年比▲41.7%)、営業利益43億900万円(同▲64.0%)。賃貸事業の収益改善への寄与のため、確実な入居需要が見込まれる地域に特化した受注活動を行なったほか、供給戸数に影響しない「施主管理物件」の販売、太陽光発電システムの設置等を推進したため。

 次期は、連結売上高4,639億円、営業利益80億円、経常利益61億円、当期純利益55億円を見込む。
 
 なお、同社は同日付で中期経営計画「Creating Future」(12年4月~15年3月)を策定した。現下の事業環境を見据えた上で同社グループの目指すべき姿を明確にし、賃貸事業と建築請負事業というコア事業を主軸に、強固な経営基盤を築き上げるというもの。戦略として、FCを含めた店舗体制の構築、法人営業のさらなる強化、エリア戦略に基づくアパートの新規供給等を挙げている。
 これらの取り組みにより15年3月期の売上高4,765億円、営業利益169億円、経常利益151億円、当期純利益135億円を目指す。

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