不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/16

住宅事業の大幅な伸びで過去最高益を達成/サンケイビル12年3月期決算

 (株)サンケイビルは15日、2012年3月期決算を発表した。
 
 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は395億7,500万円(前期比20.2%増)、営業利益は52億7,200万円(同10.9%増)、経常利益は37億1,800万円(同16.2%増)、当期純利益は14億6,000万円(同27.9%増)となり、営業利益は過去最高となった。

 ビル・資産開発・飲食の各事業で減収となったものの、住宅事業での販売戸数増加により大幅な増収に。利益面でも住宅事業で販売利益の計上と前期に計上した棚卸資産評価損がなくなったことが影響して大幅増益となった。

 セグメント別にみると、ビル事業において主力の東京サンケイビルによる賃料減額改定による減収およびブリーゼタワーにおける開業3周年販促経費が増加したことなどにより、売上高166億6,400万円(同▲5.0%)、営業利益46億2,600万円(同▲17.6%)となった。

 住宅事業においては、「ルフォン不動前」(東京都品川区)138戸やリノベーション第1号物件である「スマータス幕張本郷」(千葉市花見川区)63戸など、分譲マンションの販売戸数が337戸(前期:142戸)と増加し、売上高157億2,300万円(前期比110.3%増)、営業利益11億4,400万円(前期:営業損失18億1,200万円)と、大幅な増収増益となった。
 
 なお、同社は6月28日開催予定の定時株主総会等において、定款の一部変更および全部取得条項付普通株式の取得の議案が承認可決される見込みであり、その場合、東京証券取引所および大阪証券取引所の定める上場廃止基準に該当するため、次期(13年3月期)の業績予想については非公表としている。

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