アーバンライフ(株)は15日、2012年3月期決算を発表した。
当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上49億8,100万円、営業利益3億5,600万円、経常利益1億5,800万円。当期純利益7,600万円となった。
なお、決算日変更の影響で前会計年度が3ヵ月間となっているため、前年度との比較は記載していない。
同社グループは、新規不動産開発を休止し、完成在庫の早期完売や販売代理契約の新規獲得に注力。また、安定収益拡大のため賃貸事業の強化に取り組み、収益構造の展開を図った。
主力の不動産販売事業では、費用対効果を意識した効率的で積極的な広告宣伝活動および販売活動を実施。阪神間に所在する完成在庫の販売に注力し、神戸市灘区の土地2,652.09平方メートルの売却を実施する等、売上高28億5,600万円、営業利益700万円を計上した。
また、賃貸事業では東神戸センタービル(神戸市灘区)の運営の効率化および同社新築分譲マンションの賃貸転換などによる新規賃貸稼働を積極的に拡大した結果、売上高11億6,600万円、営業利益4億1,000万円となった。
次期については、賃貸事業、販売代理・仲介事業を中心とした事業展開を図るとしており、売上高22億1,000万円、営業利益4億2,000間年、経常利益2億8,000万円、当期純利益2億6,500万円を見込んでいる。
また、併せて代表取締役の異動を発表。現・同社顧問の許斐信男氏が代表取締役社長に就任し、現・代表取締役社長の高橋宏一氏は任期満了により退任する。
就任予定日は6月27日の予定。