不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/16

小型不動産を中心とした再生事業を展開/サンフロンティア不動産

 サンフロンティア不動産(株)は15日、2012年3月期決算説明会を開催した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は69億2,300万円(同61.4%増)、営業利益は8億6,100万円(同30.0%増)、経常利益は7億9,900万円(同47.6%増)、当期純利益は9億2,800万円(同155.4%増)と、2期連続の黒字となった。

 主力の不動産再生事業では、リプランニング事業において、物件の仕入れ・販売活動に注力。特に都心5区エリアにおいて短期プロジェクト型の物件を中心に9棟を購入した後、テナント誘致や改修等を行ない9棟を売却。売上高69億2,300万円(前年同期比26億3,400万円増)を計上し、回復基調となった。

 次期についても、リプランニング事業を主軸とし、出口戦略を明確にした早期高稼働再生を基本モデルに、市場流動性が高い中小型物件を中心に取り組んでいく。中・大型物件については、これまでに培ったリプランニング事業における企画・再生ノウハウを活かし、ファンド等のパートナーと共同出資とすることで資金リスクを抑えたビジネスモデルを展開していく。

 仲介事業では、売買仲介において、投資家や資産家、富裕層ネットワークの拡大に努めるほか、引き続きアジアを中心とした海外投資家の開拓を実施。賃貸仲介では、徹底した地域密着営業によるビルオーナーとのパートナー関係の強化などに注力。売上高は105億円、営業利益は11億2,000万円、経常利益は10億5,000万円、当期純利益は9億5,000万円を見込んでいる。

 説明会の席上、同社代表取締役社長の堀口智顕氏は「ビル賃貸市場は底をうった印象があるが、景気の先行きは不透明。当社は不動産活用に特化した事業を展開しているが、景気の影響を受けない事業体制を構築するため、主力のリプランニング事業では小型不動産を中心に、事業期間4~6ヵ月程度の早期高稼働再生に注力していきたい」等と語った。

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