不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/5/18

減収も財務基盤の強化や経営効率化が寄与。最終益9.3%増/森トラスト12年3月期決算

 森トラスト(株)は17日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)は、連結売上高955億7,400万円(前期比▲14.7%)、営業利益200億1,700万円(同▲0.5%)、経常利益224億5,000万円(同31.0%増)、当期純利益161億1,800万円(同9.3%増)。

 主力の賃貸関係事業は、「仙台トラストシティ」の通期稼動や、震災後のテナントの防災意識向上等を背景とした既存物件の稼働率上昇が収益に寄与。しかし、オフィス需給ギャップに伴い弱含みで推移する市況の影響を受け、563億円と減収に。

 ホテル関係事業は、東日本大震災による国内外のビジネス・観光需要の低迷を受け減収となったが、主力のラフォーレホテルズ&リゾーツ事業で国内観光需要の回復を取り込んだことや「ウェスティンホテル仙台」の通期稼動等が収益に寄与し、179億円を計上。

 次期は、連結売上高960億円、営業利益260億円、経常利益230億円、当期純利益120億円を見込む。

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