不動産ニュース / その他

2012/5/23

マンション管理ルール、災害時の管理に係る問題を提起/国交省

 国土交通省は22日、「第5回 マンションの新たな管理ルールに関する検討会」(座長:政策研究大学院大学教授・福井秀夫氏)を開催した。

 今回の会合では、管理実態のヒアリング報告を基に論点整理、災害時の管理に係る問題提起等について検討がなされた。

 これまでに議論されてきた「マンションタイプ別の特性と管理方式」については、「さまざまなマンションに対応できるよう、新しいタイプの管理規約が必要」「小規模かつ財務悪化傾向にあるマンションについては、喫緊の課題としてもっと掘り下げて解決策を見い出していくべき」「新築マンション販売の段階で、適切な管理規約を定め説明していくことも必要では」「理事会、総会、管理者、管理業者、それぞれの役割分担を明確にするべき」などの意見が挙がった。

 また、災害時のマンション管理に係る相談等から課題を抽出。災害等の管理組合の意思決定手続き、緊急対応に係る費用支出ルール、緊急時における専有部分への立ち入り等について対応できるようにするため、マンション標準管理規約改定の骨子、方向性を検討していくとした。

 第6回検討会は、6月中旬に開催予定。

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