（株）東京カンテイは24日、2012年4月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション（ファミリータイプ）の「売り希望価格」を行政区単位に集計算出、70平方メートル当たりに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,893万円（前月比▲1.4％）と4ヵ月連続の下落。前年同月比も▲3.6％と、ともにマイナス幅が拡大し、下落基調が鮮明になってきている。都県別では、東京都が3,710万円（前月比▲0.8％）で14ヵ月連続の下落、神奈川県は2,482万円（同▲1.4％）、埼玉県1,846万円（同▲1.5％）、千葉県1,853万円（同▲0.9％）と、全域的に下落傾向で推移している。
近畿圏の中古マンション価格は1,808万円（同▲0.3％）と、わずかに下落したが、10年8月以来続いてきた1,800万円台の価格水準は依然として維持している。府県別では、大阪府が1,836万円（同▲0.5％）とマイナスになった一方、兵庫県が1,838万円（同1.0％増）と4ヵ月連続上昇し、大阪府とほぼ同じ価格水準に達している。中部圏は1,510万円（同▲0.1％）、愛知県は1,539万円（同▲1.0％）だった。
