不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/5/29

首都圏新築戸建の成約価格、前年同月比で2ヵ月連続下落/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける2012年4月期の首都圏の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。調査対象物件は、登録物件が新築戸建8,895件、中古マンションが1,451件。成約物件が新築戸建1,682件、中古マンションが414件。

 新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,202万円(前年同月比▲1.5%)と3ヵ月連続のマイナスとなった。成約価格は1戸当たり3,142万円(同▲1.1%)と2ヵ月連続のマイナス。東京23区で1年11ヵ月ぶりに4,100万円を下回るなど、23区で低価格志向が進んだことが要因。一方、東京都下では、価格の需給バランスが改善し前年比・前月比ともに上昇した。なお、成約価格が登録価格を2ヵ月連続で下回り、乖離幅も前月比で100万円超えの拡大となった。

 中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,220万円(前年同月比▲2.0%)と2ヵ月連続のマイナス。平均成約価格は2,024万円(同▲6.0%)と2ヵ月ぶりのマイナスだった。東京23区で1,000万円未満の成約が増加し平均価格が2,500万円を割り込むなど、前年同月比で9.6%の大幅下落となったこと、神奈川県でも2ヵ月連続で平均価格が2,000万円を下回り、同▲9.1%となったことなどがその要因。また、平均登録価格と成約価格との乖離が拡大、23区で300万円超、他のエリアも都下を除き100万円を上回った。

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