(株)シノケングループは30日、上海の日本人駐在員向けに賃貸仲介事業を行なっている子会社の希諾建(上海)物業経営管理有限公司(シノケン不動産)(上海市)が、「上海ウィークリーシノケン」の営業を開始したと発表した。
上海は、日系企業の進出が顕著な都市で、日系企業数は8,400社、在留邦人者数は3ヵ月以上の長期滞在者で5万6,000人、短期滞在者を含めると常時10数万人以上といわれており、日本人学校や日本料理店等が数多く設立され、海外における日本人向けビジネスが最も盛んな都市の一つとなっている。
今後も増加が考えられる在留邦人の多様化するニーズに応えるため、同社では、1泊から宿泊可能な「上海ウィークリーシノケン」の提供を開始するもの。これにより、上海への出張当初における短期滞在のサービスから、長期滞在される場合の賃貸住宅の紹介まで、フルサポートする体制を整備した。
100%日本語対応で、日本での日本円決済を可能とするなど、日本人向けにサービスを特化。宿泊料については、ホテルと比較すると安価で済む一方、キッチンや冷蔵庫等の豊富な設備を備えている。
現在は、約20室の稼働だが、今後順次拡大させる予定。12年中に50室、13年中に150室、将来的には500室以上の稼働を目指す。