東京建物(株)は7日、鹿島建設(株)、昭栄(株)、日本土地建物(株)、戸田建設(株)と推進している大規模複合開発「中野セントラルパーク」(東京都中野区)の全体竣工を発表した。今年3月のオフィスビル「イースト」(東棟)の竣工に続き、オフィスビル「サウス」(南棟)および賃貸住宅「レジデンス」(住宅棟)が竣工したもの。
「中野セントラルパーク」は、警察大学校等跡地エリアの大規模再開発。オフィス用途を主としたサウス(南棟)・イースト(東棟)とレジデンス(住宅棟)を、約1.5haの中野四季の森公園(都市計画公園)を囲むように配置。緑の中で働くという新しいワークスタイルを提案している。主要テナントとして、すでにキリングループ各本社や栗田工業(株)等の入居が決定している。
今回竣工を発表した「サウス」は敷地面積2万3,835平方メートル、延床面積3万9,025平方メートル、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋・鉄筋コンクリート造地上22階地下1階て、基準階(3~21階)専有面積約1,500坪という日本最大級の高層オフィスビル。店舗部分は本年10月に開業予定で、加えて公共空地(中野四季の森公園に面したプロムナード部分)を活用したさまざまなイベントを順次開催する予定。
レジデンスは敷地面積937平方メートル、延床面積1,748平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建ての賃貸住宅(総戸数17戸)。専有面積は約43~130平方メートルで、6月より入居者募集を開始している。