不動産ニュース / 開発・分譲

2012/6/21

マンションのパッシブ手法の効果を日大と共同検証開始/大京

「ライオンズたまプラーザ美しが丘テラス」外観
「ライオンズたまプラーザ美しが丘テラス」外観
「グリーンカーテンセミナー」の様子。25世帯・約60名の居住者が参加した
「グリーンカーテンセミナー」の様子。25世帯・約60名の居住者が参加した

 (株)大京は20日、日本大学理工学部建築学科、同大学短期大学部建築・生活デザイン学科吉野研究室と共同で、換気機能付き玄関扉やグリーンカーテン・ドライミストなど、マンション内におけるパッシブ手法の導入効果について工学的な検証を開始したと発表した。

 検証で得られたデータを基に、パッシブ手法に関する室内環境の快適性評価に関する研究を深めるとともに、同社が取り組んできたパッシブ手法の効果を見える化・数値化することで、顧客への訴求効果を高めていくことが目的。

 同社は、検証開始に先駆け、6月10日、「ライオンズたまプラーザ美しが丘テラス」(横浜市青葉区、総戸数79戸、2011年3月竣工)で「グリーンカーテンセミナー」を開催。25世帯・約60名の居住者に対し、グリーンカーテンの育て方や導入効果を紹介した。
 同物件は、自然の力を利用する「パッシブデザイン」を推進し、中庭にミスト散布装置や各戸に換気機能付き玄関ドア等を導入。暮らしの快適性を高めながらエコロジーに貢献できる省エネスタイルの住宅を提案している。

 今後は、同物件の10世帯の協力のもと、11月下旬頃までの約5ヵ月間、「グリーンカーテン」やパッシブ手法の効果を検証する「居住環境性能調査」を実施。調査結果は、居住者などにフィードバックする予定。

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