住友林業(株)は26日、環境省委託事業として(公財)地球環境センターが実施する「平成24年度二国間オフセット・クレジット制度の実現可能性調査事業」に採択されたと発表した。
同事業は、日本政府が2013年以降の導入を提案している二国間オフセット・クレジット制度の検討に資する有望な事業・活動に基づき、制度構築に関する環境整備、および知見・経験の集積を目的に実施するもの。
調査事業の対象地域は、ベトナム北西地域。同地域の森林減少・劣化に対する対策として、天然林の再生・保全、焼畑農業に代替する定置型農業支援、木材加工産業とバイオマス発電の実施を検討。環境保全と地域経済発展のバランスを取りながら、ベトナムの持続可能な開発に寄与する事業を開発していく。