

(公財)日本賃貸住宅管理協会は7日、外国人留学生に不動産管理会社の実務を体験させ、就職活動を支援する「JPM留学生インターンシップ制度」の合同全体研修会を開催した。
第3回目となる今年は、受け入れ企業13社が留学生14名を受け入れた。研修会では、お互いに顔合わせを行ない、日本語・マナー研修やグループディスカッションなどを実施した。
インターンシップ生は中国、台湾籍で、日本で不動産の仕事に就きたいと考えている留学生が中心。同協会東京支部会員の10社に加え、京都・大阪・熊本の3社が、7月中旬~9月中旬にかけて、約4週間受け入れる。インターンシップ修了後には修了証明書の授与式を予定しているほか、成果発表なども実施し、同制度の普及を図っていく考え。
研修会でレクチャーした同協会国際交流委員長の荻野政男氏は「不動産管理業をグローバルなビジネスにすることは、母国と留学地2つの居住地を持つ留学生ならではのビジネスチャンスでもあり、社会貢献である」と述べ、「留学生、また卒業生が日本と外国との架け橋となって、インターンシップ制度を普及させてもらいたい」などと話した。