大和ハウス工業(株)は11日、岡山県赤磐市の岡山工場内に第二工場を稼働した。
新設した第二工場は、鉄骨造平屋建て、敷地面積22万1,231平方メートル(工場全体)、延床面積2万814平方メートル。
全工場の生産性向上を図るため、岡山工場を「マザー工場」として位置付け、生産設備を検証するとともに、ライン配置や作業工程、設備仕様など、全国の工場のモデルとなる生産ライン構築のため、試作工場としての機能を持たせている。
今回、「マザー工場」としての機能強化等を目的に第二工場増築を実施したもの。
今後は、太陽光発電システム816kWを工場屋上に設置し、10月より再生可能エネルギーの全量買い取り制度を利用した売電事業に取り組む。一般家庭の電力約170世帯分の発電を行ない、年間売電売上は約3,000万円を予定している。
さらに、工場内作業者の労働環境改善のため、遮熱塗料を施し、熱風対策用にすべての窓をきめ細かく開閉できるようにした他、風雨時でも部材の搬出作業をしやすくするため、約10mの吊庇を設置している。