(株)毎日コムネットは、19日開催の2012年5月期決算説明会で、13~15年度に係る中期経営計画の概要を発表した。
12年5月期(11年6月1日~12年5月31日)の連結売上高94億6,600万円、営業利益6億6,000万円、経常利益5億7,800万円、当期純利益3億4,300万円。主力の不動産ソリューション事業では、食事付き学生マンションを中心に引き続き需要が堅調に推移。自社所有物件・サブリース物件・管理受託を含めた総管理戸数が174棟・7,321戸(前期末比6.1%増)、4月末時点の入居率は7年連続の100%となり、売上高は76億4,600万円、セグメント利益は9億1,479万円を計上した。
説明会で、同社代表取締役社長の伊藤 守氏は、「今期は、大学の留学生招致ニーズを背景に大学との連携をより一層深め、国際学生寮の開発を強化していくほか、CRE戦略の促進を図っていく。また業務提携した河合塾グループとの共同開発により、新たな学生マンション開発スキームの実現に着手していきたい」などと抱負を述べた。
また、中期経営計画では、経営ビジョンを『大学と社会をつなぐ“コムネットCommunication&Network”を創造し社会に貢献する』とし、不動産ソリューション事業では国際学生寮や食事付きマンションを積極開発。賃貸管理コストの削減の徹底と効率化などにより、経常利益10億円への基盤づくりを推進していく。