(株)新日鉄都市開発は20日、「テラス渋谷美竹」(東京都渋谷区、総戸数196戸)の分譲住戸全128戸が完売したと発表した。
同物件は、1959年に(財)東京住宅協会(現:東京都住宅供給公社)が建設した住戸40戸と事務所の複合ビル「美竹ビル」を、マンション建替え円滑化法に基づき、業務施設・店舗、住宅に建て替えるもの。
建物は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上17階地下3階建て。低層部が業務施設と店舗、中高層部が住宅で、3階と4階の間に中間免震構造を採用した。住戸は、1K~3LDK、専有面積約33~113平方メートルで、中心面積帯は60~70平方メートル。
販売価格は3,780万~1億8,400万円。中心価格帯は8,000万円台。11年6月の資料請求受付開始以来、総問い合わせ件数は約3,500件。モデルルーム来場者数は1,700組を超え、3月に行なわれた1期105戸(追加分含む)は最高倍率13倍、平均1.85倍で即日完売していた。
同社は、完売の要因について、(1)再開発が進む渋谷駅東口エリアで駅徒歩1分という立地、(2)震災後のニーズに応える中間免震構造、(3)コンシェルジュサービス、フラワーデリバリーサービスや医療提携サービス、近隣の「セルリアンタワー東急ホテル」と提携した宿泊や宴会場サービスなど多彩なソフトサービス、をあげている。