総合ハウジングサービス(株)はこのほど、マンション管理組合の役員向けの手引書「マンション管理組合役員(理事・監事)のしごと」を大幅改訂した。
同書は、新たに管理組合役員になる居住者向けに、1・2年の任期中にしなければならないことや起きることをまとめたもの。2005年から毎年配布しており、マンション管理業界を取り巻く環境や法改正等最新のトレンドを反映させ、7年ぶりに改訂を行なったもの。
東日本大震災以降顕著となった「安心・安全」の観点から、役員構成に「防犯・防災」を加えたほか、地域コミュニティへの帰属意識の高まりを受け、管理組合と自治会との関係についても踏み込んで記載。管理会社と区分所有者・管理組合とが「車の両輪」としてマンション管理に望んでいくべきとアピールしている。
また、08年度マンション総合調査結果を受け、トラブル内容を整理し、対処法や仲裁者としての管理組合の役割について解説。その他、個人情報保護法や長期修繕計画ガイドラインの改訂などを反映させている。
今後、同社が管理する372組合・416棟のマンション管理組合役員に配布していく。