国土交通省は20日、「第7回マンションの新たな管理ルールに関する検討会」(座長:政策研究大学院大学教授・福井秀夫氏)を開催した。
今回の会合では、専門家活用に関する論点の整理、改正の骨子案を報告。また災害時の管理ルール、反社会的勢力対策等に係る規定についての議論が行なわれた。
マンションの新たな管理ルールについては、専門家活用について、外部の専門家の関与割合が大きい順に報告。委員からは、管理者を理事会の中に置くべきか、外に置くべきか等に意見が割れ、次回それを踏まえて再検討することとなった。
また、反社会的勢力の排除に係る管理規約、災害など緊急時の合意形成・費用支出のルールについての論点整理と議論がなされ、災害など緊急時の合意形成・費用支出のルール等については、一定の権限で管理者が意思決定できるという事を規約に加える方向でまとまった。
次回の検討会は7月31日を予定。今回の議論を踏まえ、論点整理および改正骨子をまとめた上で8月以降にパブリック・コメントを実施する予定。