三菱地所(株)は26日、オフィスビル「(仮称)西新橋一丁目計画」を着工した。同社他が出資する「西新橋デベロップメント特定目的会社」が旧新日本石油ビルを建て替え、地上22階地下3階建てのオフィスビルを建設するもの。
同ビルは、都営地下鉄三田線「内幸町」直結、JR「新橋」駅徒歩5分、日比谷通りと外堀通りが交差する西新橋交差点に位置。敷地面積は約4,700平方メートル、延床面積は約5万4,000平方メートル。
外観は、ガラスファサードを主体にグリッド基調のデザイン。低層部商業ゾーンには外壁バルコニーを設け立体的にも緑を感じられるデザインとし、人通りの多い外堀通り側に店舗を配すほか、約1,000平方メートルの空地とあわせ緑あふれる開放的でにぎわいのある空間を創出する。
基準階フロアは有効面積約530坪、天井高2.8m、奥行き約14~18mの整形の無柱空間を実現。さらに柱型が室外に出るアウトフレーム構造を採用し、自由度が高くレイアウト効率に優れた仕様とした。
また、建築基準法上必要とされる耐震性の1.5倍を確保、アンボンドブレース、オイルダンパーを配した制震設計とする等、安全性にも配慮したほか、Low-eペアガラス(東西南面)や太陽光発電パネルを設置し、環境面にも配慮した。竣工は2014年春の予定。