野村不動産ホールディングス(株)は26日、2013年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(2012年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,133億円(前年同期比54.5%増)、営業利益169億円(同69.5%増)、経常利益149億円(同139.8%増)、当期純利益82億円(同169.9%増)。主力の住宅分譲事業の販売状況が順調に推移。東日本大震災の影響で一部商品の計上が当期にずれこんだため、大幅な増収増益となった。
主力の住宅事業は、マンションと一戸建てを合わせた引渡戸数が1,176戸(同692戸増)と大幅に増加したほか、利益率も向上したため増収増益に。契約済未計上残高は4,326戸(前年同期末比1,269戸増)。なお、通期の売上計上予定5,800戸に対する当期末時点での契約進捗率は79.5%と順調に推移している。ビル事業では、賃貸事業における稼働率向上に注力。当期末時点での空室率は2.2%(前期末比▲0.2ポイント)に低下した。
通期では売上高5,230億円、営業利益550億円、経常利益400億円、純利益190円を見込む。