パナホーム(株)は26日、13年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~6月30日)の連結売上高は594億1,400万円(前年同期比0.2%増)だったが、売り上げ構成変化による粗利率の低下や販促費増加等により、営業損失16億円(前年同期:営業損失5億1,900万円)、経常損失20億100万円(同:経常損失8億6,300万円)、当期純損失13億700万円(同:当期純損失9億4,000万円)となった。
主力の戸建住宅事業では、地熱を活用した“家まるごと断熱”や“エコナビ搭載換気システム”を採用した『カサート・ファミオ』を発売し、一次取得者層からの受注拡大を図った。そのほか、“創蓄連携システム”を備える『スマート・パナホーム』の展開や、全戸スマートハウスを採用しまち全体で「ネットゼロエネルギー」を実現する『パナホーム スマートシティ堺・初芝』の販売等を行なった。
資産活用事業については、女性向け賃貸集合住宅の新ブランド『ラシーネ』の展開や、高齢者向け住宅の販売を積極的に推進するなどした。
なお、通期では連結売上高3,000億円、営業利益120億円、経常利益122億円、当期純利益69億円を見込んでいる。