住友不動産(株)は27日、2月から首都圏で導入を開始した「カスタムオーダーマンション」が、供給物件の約半数で採用したと発表した。
“カスタムオーダーマンション”は、新築分譲マンションで希望の住宅を選んだ後に、最大13種類の間取りと、3種類のインテリアカラーを選べるシステム。従来は対応が難しかったキッチンやバスルーム等水回り位置の異なる間取りの選択を可能にし、建物完成後でも無償で好みの間取りやインテリアカラーを選べるようになった。
同システムは、現在販売中の「シティテラス加賀」(東京都板橋区、総戸数385戸)「シティハウス西小山」(東京都品川区、総戸数29戸)「シティハウス文京茗荷谷」(東京都文京区、総戸数42戸)など11物件で採用。2月以降の供給物件のうち、JV物件などを除く約半数の物件に導入されている。ユーザーも、70平方メートルの住戸で4LDKを選択する、80平方メートルの住戸で一部屋を大きく、収納を十分取った2LDKを選択するなど、ライフスタイルに合わせた新しい住まい選びができると好評だったという。
同社は、今後も「シティハウス中野中央」(東京都中野区、総戸数29戸)や「シティハウス浦和高砂」(さいたま市浦和区、総戸数96戸)など、東京23区内や首都圏の大規模マンションを中心に導入。首都圏の年間供給物件数3,000戸のうち、1,500~2,000戸をカスタムオーダー対応とする方針。