不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/7/30

住宅景況感、全部門でプラスに/住団連調査

 (社)住宅生産団体連合会(住団連)は30日、低層住宅に関する経営者の住宅景況感調査(7月度)結果を発表した。住団連および住団連団体会員の法人会員17社のトップに対し、戸建注文住宅、戸建分譲住宅、低層賃貸住宅、リフォームの4カテゴリについて、アンケートにより調査したもの。

 2012年度第1四半期(12年4~6月)実績の景況判断指数は、前年同期比で総受注戸数プラス19ポイント(前年同期:プラス29)・総受注金額プラス22ポイント(同:プラス46)と、受注戸数は5期連続、受注金額は10期連続のプラスに。「前年同期比の震災需要がなくなり、やや計画を下回る」などの声があるものの、「景気の回復気配があり、市場が動いている」「全体的に堅調」など、全体的にはプラス基調を感じさせるコメントが多く見られた。

 事業部門別に見ると、戸建て注文住宅では、受注戸数・受注金額ともにプラス3ポイント(同:プラス27、同:プラス30)に。戸建分譲住宅では、受注戸数・受注金額ともにプラス19ポイント(同:受注戸数・受注金額ともマイナス8)とプラスに回復。低層賃貸住宅では受注戸数プラス50ポイント(同:プラス50)・受注金額プラス54ポイント(同プラス64ポイント)、リフォームでは受注金額プラス50ポイント(同:プラス86)。全部門でプラスとなったが、戸建注文住宅では、戸数・金額ともに小幅なプラスにとどまった。

 12年第2四半期(12年7~9月)の見通しについては、戸建注文住宅で受注戸数プラス47ポイント・受注金額プラス43ポイント、戸建分譲住宅で受注戸数・受注金額ともプラス42ポイント、低層賃貸住宅で受注戸数プラス38ポイント・受注金額プラス42ポイント、リフォーム受注金額プラス68ポイントで、結果、総受注戸数プラス53ポイント、総受注金額プラス50ポイントとプラス継続・拡大の見通しとなった。

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