(株)東京カンテイはこのほど、2009年~12年6月に分譲された東京23区の新築マンション専有面積帯別供給戸数およびそのシェアと、10年前との比較調査を発表した。
直近に分譲されたマンションの専有面積帯別供給戸数シェアでは、80平方メートル台型の住戸が6.9%と、10年前の12.4%からほぼ半減。一方、50平方メートル未満のシェアは、10年前の15.2%から30.4%と大きく上昇。ワンルームタイプやコンパクトマンションが数多く供給されていることが分かった。
1平方メートルごとの専有面積の分布では、10年前に最もシェアが高かったのが75平方メートル(5.28%)だったのに対し、現在は70平方メートル(6.71%)のシェアが最も高く、同社は、「少子化や小世帯化、景気低迷の長期化等が影響し、専有面積の狭い住戸が“売れ筋”となっている」と分析している。