フジ住宅(株)は7月31日、2013年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~6月30日)の連結売上高は175億6,700万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は12億2,900万円(同10.0%増)、経常利益は12億1,600万円(同9.0%増)、当期純利益は7億4,700万円(同13.9%増)。
分譲住宅セグメントでは、自由設計住宅の完成引き渡しが順調に推移したほか、前年度後半に再開した分譲マンションの販売が本格化し、受注契約高が76億7,900万円(同15.7%増)と好調。売上高は59億6,300万円(同▲5.7%)。営業利益はマンション販売に係る広告宣伝費の増加等により、4億9,500万円(同▲32.7%)となった。
住宅流通セグメントでは、前期における受注高の大幅増加の反動減や新規参入業者による仕入競争激化等により、受注契約高は53億3,500万円(同▲24.5%)と減少。売上高は前年度末の豊富な受注残高で、62億7,300万円(同0.2%増)、セグメント利益は2億1,800万円(同▲1.8%)となった。
土地有効活用セグメントでは、低賃料タイプのサービス付き高齢者向け住宅等の受注残や、高利益率の「賃貸住宅等建築請負」売上構成比が高まったことなどで、売上高は31億5,700万円(同53.7%増)、セグメント利益は6億3,600万円(同126.6%増)と、大幅な増収増益だった。
通期については、連結売上高750億円、営業利益41億円、経常利益40億円、当期純利益24億2,000万円を見込んでいる。