積水化学工業(株)住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二氏)と同社調査期間の(株)住環境研究所(東京都千代田区、所長・倉片恒治氏)は7月31日、「スマートハイムナビおよびスマートハイムFANサイトの利用実態調査」結果を発表した。
「スマートハイムナビ」は2011年4月に発売した「スマートハイム」に標準搭載しているHEMSで、家庭における電力の“見える化”のほか、同社とユーザー双方向のやり取りで光熱費コンサルティングができる。「スマートハイムFAN」は、その窓口となるサイトで、月毎の省エネ結果やどの機器の使用を工夫すればより光熱費を削減できるか等のコンサルティングを行なっている。
今回の調査は、“ナビ”“FAN”の利用実態を把握するため、11年10月~12年5月にスマートハイムナビの使用を開始した、セキスイハイム太陽光発電システム採用邸を対象に実施。有効回答数は郵送が1,013人(回答率66%)、ウェブが391人(回答率25%)だった。
調査では、利用者のうち63%が「節電・節約に努めるようになった」と回答。「やや節電・節約に努めるようになった」(29%)、「変わらない」(7%)と合わせ、約9割が節電・節約するようになっていた。また、電力消費のピーク時間帯である9~17時に「かなり節電する」は55%、「まあ節電する」は42%と、やはり全体の97%が節電の意向を示した。