国土交通省は7日、建築物防災週間において実施した建築物に関する調査結果を公表した。1956年から89年までに施工された民間建築物のアスベスト、既存建築物における窓ガラスの地震対策、外壁材や広告板の落下防止対策、大規模空間を持つ建築物の天井の崩落防止対策について調査したもの。
民間建築物で露出してアスベストの吹き付けがされている建築物は1万6,229棟(前回調査:1万6,240棟)、指導により対応済みの建築物は1万1,086棟(同1万966棟)。今後対応予定の建築物は861棟(同890棟)だった。
既存建築物の窓ガラス地震対策が、告示の基準に適合していない建築物は1,243棟(同1,182棟)、改修済みの建築物は883棟(同810棟)、改修予定の建築物は43棟(同43棟)。今後、基準に適合していない建築物の所有者等に対し、改修の実施について指導するよう地方公共団体に要請していく。
その他の調査結果は、同省ホームページ参照。