(株)東京カンテイは22日、2012年7月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出、70平方メートル当たりに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,825万円(前月比▲0.7%)と、7ヵ月連続の下落となった。都県別では、東京都3,640万円(同▲0.5%)、神奈川県2,427万円(同▲0.7%)、埼玉県1,834万円(同▲0.5%)、千葉県1,827万円(同▲0.2%)と、前月に引き続き全圏域で下落。前年同月比も下げ幅を拡大する傾向にあることから、全域的な弱含み基調が明確化した。
一方、近畿圏の中古マンション価格は1,796万円(同0.3%増)と連続下落は4ヵ月でストップしたが、1,800万円台を回復するには至っていない。下落傾向に歯止めが掛かっていた大阪府は、1,827万円(同▲0.2%)と再び弱含みに、兵庫県は1,819万円(同0.1%増)と、5月以降おおむね横ばいで推移。中部圏は1,493万円(同0.0%)、愛知県は1,522万円(同0.1%増)と、緩やかな下落傾向が一服しつつある。