(株)不動産経済研究所は30日、「首都圏マンション管理費調査」を発表した。2011年に首都圏で発売された新築分譲マンションの管理費を階高、戸数規模、エリア別などで比較・分析したもの。
11年の首都圏マンション管理費は、1平方メートル当たり216.43円で、10年の223.72円に比べ▲7.29円の下落。エリア別では、都区部が249.82円(10年:263.39円)、都下194.74円(同:203.79円)、神奈川県195.48円(同:194.22円)、埼玉県189.55円(同:188.72円)、千葉県191.89円(同:193.24円)と神奈川県と埼玉県は上昇したが、都区部、都下、千葉県は下落している。
階高別では、最も管理費が高いのは「40~59階建て」の1平方メートル当たり340.93円。次いで「20~39階建て」(279.78円)、「5階建て以下の低層物件」(221.64円)の順で、07年、08年と同様の結果となった。
戸数規模では、最高値は「1,000戸以上」(260.01円)の超大型物件が最も高く、次いで「49戸以下」(234.55円)の小規模物件、「300~499戸」(231.81円)の順となった。
また、1平方メートルの管理費が最も高かった市区町村は、都区部では「千代田区」の444.13円、都下は「国分寺市」の246.11円、神奈川県は「鎌倉市」の274.87円、埼玉県は「蕨市」の328.28円、千葉県は「八千代市」の286.19円だった。