国土交通省は4日、非一級建築士が偽造の免許証の写しにより一級建築士と詐称していた事案が9件判明したと公表した。
建築事務所が採用選考時に本人から提出された免許証の写しに疑念を持ち、建築士免許登録閲覧所で閲覧したところ、登録番号の登録者が本人でなかったこと、他の資格者制度の手続きに当たって添付された一級建築士免許の写しの内容について建築士免許の登録機関が照会を受けて確認したところ、登録番号の登録者が本人でなかったこと等から判明したもの。
国土交通省は、当該者が関与した建築物の安全性の検証を関係特定行政庁を通じて進めていくとしている。