シービーアールイー(株)(CBRE)は4日、「リテール店舗賃料のグローバルランキング(2012年第1四半期)」を発表した。同ランキングは、7月1日、英国で発表されたリリースの翻訳版。
都市別の店舗賃料ランキング首位は香港。賃料は、年間1平方フィート当たり(以下、psf)3,864米ドル。その理由について同社は「中国本土からの中流層の観光客が増大し、消費の拡大につながっている」と分析している。2位はニューヨーク(2,475米ドルpsf)。両都市とも前期比で店舗賃料が大幅に上昇した。3位はシドニー(1,112米ドルpsf)、東京は1,025米ドルpsfで4位となった。なお、順位は5位のロンドンまで前四半期(11年第4四半期)と変わりはなかった。
第1四半期のグローバル店舗賃料(世界各都市の平均賃料)は、前期比で0.8ポイント増加。多くの主要都市では、プライムな立地の店舗需要が旺盛で、優良物件の品薄状態が続いている。