国土交通省は7日、平成24年度「木造建築技術先導事業」の採択プロジェクト6件を発表した。
同事業は、再生産可能な循環資源である木材を大量に使用する建築物の整備により低炭素社会の実現に貢献するため、先導的な設計・施工技術が導入される大規模木造建築物の建設に対し、その費用の一部を補助するもの。
対象事業は、建築物の木造化、建築物の内装・外装の木質化、のいずれか。学識経験者からなる木造建築技術先導事業評価委員会が、構造・防火面における技術の先導性、一般への普及・啓発効果等の観点から評価を行なった。
総応募数は10件。採択されたのは、すべてが「建築物の木造化」で、「(仮称)音ノ葉グリーンカフェ新築工事」(東京都文京区、提案者:音羽建物(株)グリーン事業本部)ほか5件。