大和ハウス工業(株)は10日、神奈川県企業庁が「かながわスマートエネルギー構想」実現の一環として実施する「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」(相模原市中央区、総戸数128戸)の優先交渉権者に選定されたと発表した。
同事業は、JR横浜線「淵野辺」駅より神奈川中央交通バス「光が丘小学校前」まで約10分、バス停下車徒歩1分に位置。3万4,869.48平方メートルの開発地に、128戸の戸建住宅を建設するもの。
全戸に太陽光発電システムとHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)、家庭用リチウム蓄電池、EV(電気自動車)充電用コンセントを導入。光熱費・CO2排出量を大幅に削減したスマートコミュニティを開発する。また、景観協定の締結や緑地保全のルールづくり、集会所建設などによりまちの美観維持とコミュニティ形成にも注力。全戸でホームセキュリティを採用、LED照明の防犯灯(街路灯)を設置するなど、防犯面にも配慮する。
今後、同社は9月中に神奈川県と基本協定を締結する予定。10月頃、売買契約を締結、神奈川県より土地の譲受、2013年春頃に販売(一部住戸)開始、入居開始は14年冬頃を予定している。