不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/9/21

30~49歳の既婚女性、住宅購入で譲れないポイントトップは「収納」/GMO JMI調査

 GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチの連結会社、GMOジャパンマーケットインテリジェンス(株)(GMO JMI)は20日、「住宅購入に関するオンラインコミュニティ調査(MROC)」の結果を発表した。調査対象は同社のモニターで5年以内に戸建住宅の購入予定がある30~49歳の既婚女性30人、調査期間は2012年7月25日~8月9日。MROCとは、コミュニティ参加者間で交わされる自然な声から、日常の様子や本音をうかがう調査方法。

 一戸建てを建てるにあたっての「譲れないポイント」では、最も多かったのが「収納」で、次いで「キッチン」「広いリビング」が挙げられた。収納の中でも「ウォークインクローゼット」を望む人が多く、「収納のあり方」についてのトピックでは、「物を見える所に置きたくない」「掃除が苦手だ」などの理由から「見えない収納」を望む声が多く挙がった。

 「住宅を購入する際に感じる不安」については、最も多いのが「近所付き合い」という結果に。次いで、東日本大震災の影響から「地震(震災)関連」に対する不安が、「お金」や「地域の治安・防犯」を上回る結果となった。さらに「『近所付き合い』何が不安?」のトピックでは、現在の近所付き合いに関する問題や、町内会に入るべきかどうかなどで多くの会話が交わされ、ご近所の人との距離感と保ち方に対して、不安や悩みを抱えている人が多いことがわかった。総じて、挨拶以上のお付き合いを積極的に望んでいないことがうかがえる回答が多かった。

 「スマートハウス」については、テレビCMで見たことがある程度の認識の人と、詳しい知識を持つ人の情報量にばらつきが見られた。また、電力自給に魅力は感じているものの、初期費用が高額なため、導入は難しいという意見が目立つ結果となった。

 同社はこの結果を踏まえ、「購入検討先の近所に住む人々や、地域の特徴、治安といった情報は得難く、それが住宅購入時の不安の一番の要因になっている」と分析している。

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