大和ハウス工業(株)は、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」の期間限定・数量200体限定での発売を開始した。「パロ」の「Most Therapeutic Robot(世界で最もセラピー効果のあるロボット)」としての、ギネス世界記録TM認定10周年を記念してのもの。
「パロ」は(独)産業技術総合研究所主任研究員の柴田崇徳氏が開発した、“タテゴトアザラシ”の赤ちゃんをモデルにしたロボット。アニマルセラピー効果が期待できるとして、現在世界30ヵ国以上の高齢者施設や病院等で約2,200体導入されている。
“さまざまな刺激に対する反応”“朝・昼・夜のリズム”“「気分」にあたる内部状態”の3つの要素から生き物らしい行動を生成したほか、名前をつけて呼びかけると学習し、反応し始めるなどの特長をもつ。
2009年にはFDA(アメリカ食品医療薬品局)により医療機器としての承認を得たほか、12年にはドイツのニーダー・ザクセン州において、在宅の認知症高齢者に対する「パロ」の訪問セラピー費用が健康保険の適用対象とされている。国内では10年11月から販売を開始していた。
今回の発売期間は9月20日~12月25日。色は従来の「ホワイト」「ゴールド」に加え、「さくら」「チャコールグレー」の2種類を限定で追加した。価格は1年保証が35万円(税込み)、3年保証が42万円(税込み)。
窓口は、大和ハウス工業(株)ヒューマン・ケア事業推進部ロボット事業推進室。専用フリーダイヤル0120-755-150。