不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/9/24

賃貸オーナー調査、「利益は減少も、質の向上に意欲」/エイブルリサーチ・インターナショナル

 (株)エイブルリサーチ・インターナショナルは21日、「第1回エイブル観測」の調査結果を発表した。同調査は、(株)エイブルと取引のある物件オーナー約2,000名に対し、居住用賃貸市場の業況感、家賃動向、物件動向の現状と先行きに関して調査し、DI方式で数値化したもの。

 これによると、「入居率」に関しては「良くなった」が▲22.6、「半年後良くなる」が▲28.7、「賃料」に関しては「上昇した」が▲75.1、「半年後上昇する」が▲57.3、「リフォーム意欲」が「増加した」が20.7、「半年後増加する」が18.0等の結果が出ている。

 同調査の協力者である千葉商科大学大学院の吉田 靖教授は、「物件の競合が激化し、入居率も低下しているが、賃料や敷金などはそれ以上に低下しており、賃貸経営の利益の減少は今後も続く見通しを持つ物件オーナーが多いことが分かる。
 それに対応し、建て替えまでには至らないものの、リフォームへの意欲や社会的に安全意識が高まる中で、賃貸住宅の質の向上、防犯・防災設備などへの意識、意欲の高まりが見られる。
 賃料の下落を認識しているオーナー層の設備投資への意欲の高まりが行動に移れば、今後、賃貸住宅の質の向上がさらに進む可能性が大きい」とコメントしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆