不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける8月の首都圏居住用賃貸市場動向を発表した。
同月の首都圏居住用賃貸物件の登録数は、30万2,497件(前年同月比15.7%増)。1平方メートル当たりの登録賃料の首都圏平均は、賃貸マンションが2,727円(同▲2.0%)、賃貸アパートが2,277円(同▲3.1%)。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが9万6,500円(同 ▲1.1%)、賃貸アパートが6万1,300円(同▲0.6%)となった。
一方、成約件数は1万5,626件(同6.5%増)と3ヵ月連続の増加。特にアパートの成約が堅調で、増加率ではマンションを5ポイント近く上回る結果となった。また、エリア別では、埼玉県が1,460件(同18.5%増)と15ヵ月連続で増加し、うち二ケタ増が10ヵ月を占めた。一方、神奈川県ではシングル向き(30平方メートル未満)・カップル向き(30~50平方メートル)アパート等がふるわず4,677件(同▲1.7%)と3ヵ月ぶりに減少に転じた。
1平方メートル当たりの成約賃料の首都圏平均は、賃貸マンションが2,593円(同▲2.3%)、賃貸アパートが2,163円(同▲1.3%)となった。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが8万8,900円(同▲2.6%)、賃貸アパートが6万1,800円(同▲1.1%)。