不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社のネットワークにおける2012年8月期の首都圏の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。調査対象物件は、登録物件が新築戸建7,050件、中古マンション1,224件。成約物件が新築戸建1,589件、中古マンション344件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,147万円(前年同月比▲2.6%、前月比▲1.6%)と、前年同月比では7ヵ月連続マイナス、前月比は3ヵ月ぶりにマイナスとなった。
成約価格は1戸当たり3,230万円(前年同月比1.1%増、前月比1.1%増)と、前年同月比では6ヵ月ぶりに、前月比も再びプラスに転じた。成約が最も多い神奈川県が上昇したこと、価格の高い東京23区で成約が大幅に増加したことなどが要因。成約価格の平均は、登録価格の平均を再び上回った。
一方、中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,055万円(同▲2.7%、同▲1.3%)。平均成約価格は1,975万円(同▲6.4%、同▲5.9%)と、東京23区で大きく下落(前年同月比▲13.5%)ことにより2年8ヵ月ぶりに2,000万円を割り込んだ。