


アパホテル(株)は4日、同社では初めてとなるサービスアパートメント併設のホテル「アパホテル<秋葉原駅前>」(東京都千代田区、総客室数137室)を開業した。
同ホテルは、JR山手線他「秋葉原」駅徒歩1分に立地する、地上12階建てのホテル。客室は、シングル102室、セミダブル10室、ダブル24室、デラックスツイン1室。館内外の照明LED化、節水浴槽、ガスコージェネレーションシステム導入などエコ仕様を強化したほか、同ホテルとして初めて、全客室でのWiFi接続無料サービスを導入した。宿泊料金は、シングルが1泊1万4,000円から。
併設するサービスアパートメントは、開発行為における付置義務住宅部分を活用するもの。総戸数12戸で、1LDK(専有面積約40平方メートル)が5戸、2LDK(同約51平方メートル)が6戸、3LDK(同約69平方メートル)が1戸。ホテルとは、動線が分けられており、各種家具家電を設置。24時間フロント対応、週1回のルームクリーニング、CATVサービスなどを提供する。外国人向け不動産総合サービスを提供するエンプラス(株)と提携。同社が提携する120ヵ国・170企業の関係者の紹介を受ける。月額賃料は、38万~65万円。
同日会見したアパグループ代表の元谷外志雄氏は、新たに東京・新宿歌舞伎町に総客室数538室規模のホテル用地を取得し、2014年12月に開業させること、北海道・札幌中心部で3ホテルを買収したこと、「アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>」(千葉市美浜区、総客室数1,001室)の増床(500室)を起工したことなどに触れ、「現在進めている中期5ヵ年計画(10年4月~15年3月)期間中に、都心部で50ホテルを新規開業したい。ここにきて、用地価格が当社の投資基準を上回るケースも増えてきたが、当社の都心立地ホテルは、ほぼすべて稼働率が95%以上であり、宿泊ニーズは根強い。このニーズに応えるためにも、都心部でのホテル開発を加速したい」などと抱負を語った。