森トラスト(株)は10日、東京都中央区京橋一丁目にて建設を進めていた「京橋OMビル」が9月28日に竣工したと発表した。
鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上8階地下1階建て、延床面積約9,600平方メートルのオフィスビル。都営地下鉄浅草線「宝町駅」徒歩4分、さらに東京駅、京橋駅、日本橋駅、八丁堀駅の5駅・14 路線が利用可能な交通利便性の高い立地。
機能性を重視した執務空間や、外装・エントランス・貸室内と徐々に明るくした空間の移り変わりをやわらかにつなぐデザインを採用したほか、今後のビジネス環境に必須となる高い防災性能を備えている。最大48時間供給可能な非常用発電機や停電時利用可能な専有部内コンセントなど。
竣工後は「先進的エネルギー技術の導入・検証」を実施し、2014年に竣工を予定している「京橋トラストタワー」、旧虎ノ門パストラル跡地で計画している「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」へ成果を反映ししていく。具体的には、先進技術の採用による「省エネ」、非常用発電機の実装や壁面に設置した太陽光パネルによる「創エネ」に加え、太陽光発電と蓄電池による「蓄エネ」を追加し、再生可能エネルギーの災害時利用の実用化を目指していく。
なお、テナントは満室稼働が決定している。