大和ハウス工業(株)は17日、住宅メーカーや工務店、リフォーム会社、建設会社、不動産会社を対象に、狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」の販売を開始した。
「moogle」は、橋梁など高所の狭い通路や配管など入りにくい空間、共同溝などの点検など、狭くて暗く、動きにくい空間を隅々まで点検できるロボット。住宅の床下点検・診断作業をはじめ、住宅リフォーム前の現場調査や簡易耐震調査でも活用できる。
本体寸法は全長約50cm、全幅約30cm、全高約22cm、本体質量は約11.5kg、連続使用時間は60分以上。高さ15cmの段差を乗り越えることができ、LED照明や点検用のCCDカメラ、走行用の広角カメラ、無線LANアクセスポイントを搭載。パソコンモニターを見ながらコントローラーで遠隔操作でき、普段見ることができない場所を隅々まで見渡すことができる。
同社グループのダイワハウス・リニューでは、2011年4月より、「moogle」を関東・中部・近畿地区の各営業所に合計50台配備。戸建住宅のオーナー宅の点検・診断作業を実施するとともに、リフォームを検討している顧客の現場調査や簡易耐震調査などでも利用し、好評を得ている。
販売価格は、5年保証付きで241万5,000円(税込み)、1年保証付きで210万円(税込み)。リース価格は月4万~5万円(5年リース)。
販売地域は全国で、年間販売目標は100台としている。