(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は17日、2012年7~9月の不動産流通市場の動向を発表した。
同期の首都圏中古マンションにおける成約件数は、7,451件(前年同期比9.7%増)となり、4四半期連続で前年同期を上回った。都県別では、東京都3,459件(同9.1%増)、埼玉県1,003件(同11.8%増)、千葉県986件(同9.2%増)、神奈川県2,003件(同10.1%増)と、すべての都県で前年同期を上回った。
成約単価は1平方メートル当たりの平均で37万8,800円(同▲2.2%)、成約物件単価は2,494万円(同▲0.6%)とともに2期連続の下落となった。成約物件の平均専有面積は65.83平方メートル(同1.7%増)、平均築年数は18.97年だった。また、新規登録物件数は4万3,749件(同▲0.4%)と10期ぶりに前年同期を下回った。
また、中古戸建住宅の成約件数は2,824件(同10.4%増)で、5期連続で前年同期を上回った。成約物件価格は2,892万円(同▲2.4%)。新規登録物件数は1万6,213件(同2.9%増)と9期連続の増加。新築戸建住宅の成約件数も1,195件(同11.5%増)となり、3期連続での前年同期超え。成約物件価格は3,395万円(同▲2.3%)。新規登録物件数は1万6,013件(同17.2%増)で9期連続の増加だった。