不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/10/18

12年1月のオフィスビルストックは約9,400万平方メートル。旧耐震シェアは3割/JREI調査

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は17日、2012年1月時点の「全国オフィスビル調査」を発表した。調査対象は、三大都市(東京区部・大阪・名古屋)の延床面積5,000平方メートル以上のビルと、主要都市(札幌・仙台・さいたま・千葉・横浜・京都・神戸・広島・福岡)の同3,000平方メートル以上のビル。
 
 12年1月のオフィスビルストックは、全都市で9,408万平方メートル(5,853棟)。このうち、東京区部が5,448万平方メートル(2,748棟)で全都市の58%を、大阪が1,371万平方メートル(845棟)で同15%を占めている。11年に、新たに建築された新築オフィスは185万平方メートル(72棟)と、総ストックの約2%を占める。都市別では、東京区部が148万平方メートル(51棟)と全体の80%だった。一方、取り壊しは68万平方メートル(43棟)となり、ストックは117万平方メートル純増した。
 
 また、竣工年別にストック量をみると、新耐震基準(1981年)以前に竣工したストックが全都市で2,863万平方メートル(2,043棟)と総ストックの30%を占めた。都市別では福岡(43%)、札幌(42%)、大阪(38%)がトップ3だった。

 過去3年間の新築・取り壊し量は、新築が598万平方メートル(263棟)、取り壊し220万平方メートル(158棟)で、三大都市では取り壊し量が37%に達していた。また、今後3年間(12~14年)の新築計画が過去3年間を上回っているのは東京(405万平方メートル)のみで、それ以外の都市では供給がピークアウトすると見込まれる。

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