野村不動産(株)は23日、JR「渋谷」駅南口前に都市型商業施設「GEMS(ジェムズ)渋谷」をオープンする。
同ビルが立地する渋谷三丁目周辺は、2001年にJR「渋谷」駅新南口が設置され、企業の本社ビルやオフィスビルが集積しているエリア。周辺には約3万5,000人のオフィスワーカーが勤務しているが、飲食店の数は同等のオフィスワーカーを擁する八重洲1・2丁目、浜松町1・2丁目と比較して約半分と少ないことから、飲食店をテナントとするビルとして開発を進めてきたもの。
敷地面積341.76平方メートル、鉄骨造地上9階地下1階建て。「シブヤを、もっと美味しく」をコンセプトに、1フロア1テナントで、和洋さまざまな飲食店を誘致した。なお、渋谷初出店は6店舗、新業態は1店舗。
同社では、「GEMS」を都市型商業施設のブランドとして今後展開していく計画で、第一号物件の「渋谷」を皮切りに、「年間2棟のペースで山手線圏内および主要駅周辺で開発を進めていく」(都市開発事業本部開発事業一部副部長・小林哲司氏)考え。