三井不動産リアルティ(株)は18日、名古屋圏(名古屋市およびその近郊・岐阜県)の住宅地および既存マンション価格の動向調査「第16回リハウス・プライスリサーチ」(2012年10月1日時点)を発表。調査地点は住宅地100ヵ所、既存マンション114ヵ所。
2012年7~9月における変動率は、住宅地価格で0.0%、既存マンションで▲0.6%と、14期連続の横ばい傾向となった。住宅地地点のうち、上昇は8ヵ所(前回調査時8ヵ所)、下落は7ヵ所(同13ヵ所)、横ばいは85ヵ所(同79ヵ所)となった。既存マンション地点では、上昇は6ヵ所(同9ヵ所)、下落は22ヵ所(同25ヵ所)、横ばいは86ヵ所(同80ヵ所)。
地域別では、住宅地が名古屋市▲0.0%(同▲0.2%)、名古屋市近郊北西部▲0.9%(同▲0.3%)、名古屋市近郊南東部0.6%(同▲0.1%)、岐阜県0.8%(同0.0%)となった。既存マンションは、名古屋市▲0.6%(同▲0.6%)、名古屋市近郊北西部0.0%(同▲0.7%)、名古屋市近郊南東部▲1.2%(同0.6%)、岐阜県0.0%(同▲0.9%)となった。
なお、1年間(11年9月~12年10月)の変動率も発表。住宅地は▲0.1%(同▲0.4%)と引き続き横ばい傾向、既存マンションは▲2.2%(同▲1.7%)と、やや下落傾向が継続。
今後の見通しについて、同社は「今後も引き続き横ばい傾向にて推移し、大きな価格変動は見受けられない」とコメントしている。