アトラクターズ・ラボ(株)は19日、2012年度第2四半期の戸建分譲分析結果を発表した。インターネットポータルサイト上で販売広告された全物件を収集・分析したもの。戸建分譲とは、新設住宅着工統計の「分譲の戸建」を指す。
同期の、新設住宅着工における全国の新規販売戸数は3万617戸(前年同期比▲8.1%)、同期間中の契約戸数は2万6,309戸(同▲10.8%)、契約率は16.4%(同▲34.9%)と2割を大きく割り込んだ。完成在庫が増え販売を優先したため、新規販売が減少。景気マインドの悪化もあり契約戸数も減った。
同期の戸建分譲販売価格は、平均3,315万円(同1.0%増)、契約価格は3,217万円(同4.0%増)。東北復興に係る職人不足による施工費増加と、地盤・改良対策によるもの。
また、12年度上期(4~9月)の分譲戸建新規販売戸数は5万8,052戸(同0.6%増)、契約戸数は5万3,214戸(同▲5.1%)、契約率は16.8%(同▲30.1%)となった。販売平均価格は3,304万円(同2.7%増)、契約平均価格は3,183万円(同3.0%増)。大都市圏の契約戸数は増えているものの地方圏が低迷。施工費の上昇で平均価格も上がった。