不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/10/22

11年度のビル管理市場、震災復旧、省エネ・節電工事が底支え。前年度並みの約3兆7,000億円/矢野経済研究所調査

 (株)矢野経済研究所は18日、ビル管理市場に関する調査結果を発表した。

 2011年度のビル管理市場規模は3兆7,130億円(前年度比3.1%増)。震災の影響で需要が落ち込んだものの、夏ごろには持ち直し、震災復旧や省エネ・節電に関わる工事といった周辺業務の拡大が、市場を底支えした。

 新規物件が減少して市場競争が激化、売上高が伸び悩む中で、リプレイス物件も増加。事業者のコスト負担感が拡大、再び収益性が悪化しつつあり、限界に近いコスト削減施策をさらに推し進める必要性が高まっている。同社は「こうした状況から、周辺事業や異業種への参入に関わる検討・取り組みが活発化しており、今後もこの流れは続く」としている。

 また、12年度の市場規模は、3兆6,925億円(前年度比▲0.6%)と予測。主要3業務(清掃、設備管理、警備業務)は依然低調さが続いており、市場環境も変化を促す要因が見当たらないことから、向こう1~2年の主要業務は横ばいから微減する。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆