不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/10/30

首都圏仲介件数が過去最高更新。大幅増収増益/東急リバブル13年3月期第2四半期決算

 東急リバブル(株)は29日、2013年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~9月30日)は連結売上高278億9,900万円(前年同期比11.2%増)、営業利益18億2,600万円(同147.1%増)、経常利益18億7,100万円(同137.5%増)、当期純利益10億8,700万円(同162.5%増)と大幅な増収増益。

 主力の仲介業が、リテール部門中心に順調に回復。平均取扱金額はほぼ前年同期並みを維持しつつ、首都圏の成約件数は5,883件(同13.1%増)と過去最高を更新。営業収益は171億2,400万円(同11.6%増)、営業利益は34億9,500万円(同57.1%増)、売買仲介取扱件数は7,872件(同8.5%増)と大幅に伸びた。

 販売受託業は、取扱件数が469件(同▲4.2%)、次期以降計上物件の費用が先行して発生したため、営業収益は9億9,600万円(同10.6%増)、営業損失6億4,300万円(前年同期:営業損失7億3,000万円)となった。賃貸業は、管理代行件数、借上件数とも増加。営業収益65億2,000万円(同10.3%増)、営業利益9億6,100万円(同15.1%増)と伸長した。

 通期では、仲介業の売上高予想を、当初予想から約7億円上積み351億7,700万円とするなど、営業収益590億円、営業利益55億5,000万円、経常利益55億円、当期純利益31億9,000万円と見込む。「営業収益は、不動産販売業を除き上方修正したが、営業利益は成長に向けた戦略費用を折り込み、据え置いた。戦略費用は、主として店舗出店に伴う経費。今年度は、すでに上期に3店舗、10月に2店舗を出した。通年で当初計画の倍となる10店舗を新規出店したい」(同社経営企画部長・小林俊一氏)。

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