不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/10/30

首都圏新築戸建の成約価格、前年同月比で再びマイナスに/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける2012年9月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。
 調査対象物件は、登録物件が新築戸建8,174件、中古マンション1,325件。成約物件が新築戸建1,769件、中古マンション383件。

 新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,188万円(前年同月比▲3.0%、前月比1.3%上昇)と、前年同月比では8ヵ月連続マイナス、前月比は再びプラスとなった。
 成約価格は1戸当たり3,160万円(同▲0.4%、同▲2.2%)と、前年同月比・前月比とも再び下落に転じた。これは、東京23区で高額エリアの成約がふるわなかったことや、低額物件の多い千葉県の成約が増加したことが要因。一方、神奈川県は県内でも価格水準の高い横浜市の成約が好調で、3ヵ月連続の上昇となった。
 なお、首都圏平均の前月比も再び下落、成約価格の平均は再び登録価格の平均を下回った。

 中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,135万円(同▲3.6%、同3.9%増)。平均成約価格は2,005万円(同▲4.3%、同1.5%増)と、前年同月比では3ヵ月連続のマイナスに。成約の多い東京23区で2,000万円未満の物件の割合が回復するなど、低価格指向が強まっていることが要因。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。